2014/07/07

時給・分給・秒給と自由時間とリタイア考 (NYSE:KO)

少し前にネット上でデビッド・ベッカムの年収から、彼の「秒給」を算出し、日本の平均的なアルバイトの時給と比較して、どのぐらいに該当するのかといった話があった。

詳細な結果は失念したが、日本のアルバイトの平均時給を僅か6秒で稼ぐといった内容だった。

この話がなんとなく頭の片隅に残っていたところ、昨日「Seeking Alpha」(米国の投資家投稿サイト)で、少し考えさせられる記事を見たので備考的に残しておく。

How Warren Buffett Earns $900 In Dividends Per Minute
(ウォーレン・バフェットが、毎分当たり900ドルの配当を稼いでいる方法)

意訳すると、バークシャー·ハサウェイ(NYSE:BRK.ABRK.B)が所有しているコカ・コーラ4億株から、四半期毎に1.22億ドル(年間4.88億ドル)の配当金を得ており、1分当たりに換算すると約900ドルになるという内容から始まって、コカ・コーラ株への長期投資は毎年約9.80%増配し、およそ7年ごとに配当が倍増することから、職場での昇給よりずっと良いとの話だ。

バークシャー·ハサウェイが得る1分間900ドルの配当は、1秒当たり15ドルで、為替を勘案すると毎秒約1,500円(1$=100円)となる。

最近はアルバイト賃金も上がっているため、人手不足の中小企業倒産も散見される報道もあり、大甘に見て日本のアルバイトの平均時給を1,500円と仮定しても、僅か1秒に満たない一瞬のうちに、この金額を稼いでしまうこととなる。

バフェットほどうまくできないとしても、例えばコカコーラ株を100万円で約230株購入した場合、年間の配当は230株×0.305$×4で280$になる。
日本円では28,000円で平均的なアルバイトの時給で割戻せば18.6時間分になる。

つまり、約2日を労働に当てなくて良いことになる。

こう考えていくと配当株を購入することは、時間を購入することと同義なのだ。

コカコーラ株の場合、毎年9.80%増配し、およおそ7年で倍になるので、配当再投資しなくとも、7年後には労働から開放される自由な日が4日に増える。

こうして、少しずつ自由な日を貯めていくことで、早期リタイアがより近くなるといいな。

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