2014/08/16

Kinder Morgan (NYSE:KMI) 漸く買えるかも?


Kinder Morgan(NYSE:KMI)をようやく買えるかもしれない。

この会社は、今年のNISA口座で保有しようと思って検討し、最後の2択まで残った銘柄であった。

最終的に選択したのは、ノルウェーに本拠を持つ海洋掘削会社のSeadrill(NYSE:SDRL)だったが、KMIも捨て難く、相当迷った記憶がある。

当時KMIを避けた一番の要因が資本と経営のスキームが複雑で、MLPであるKMPの他にも株式配当するKMRもあり、事業内容の簡明さに比べて、利益分配部分が単純でなかったことから、購入を見送った経緯がある。

今回、Kinder Morganのリリース資料では、株式交換と現金交付でKMPとKMRをKMIに一本化することで、資本関係の複雑さを解消し、シンプルな企業形態となる。

今回の発表内容は、市場も好感した模様で、発表後に約10%の株価の上昇が見られた。

KMIは、ここのところ毎年連続増配(実際は微々たる物だが毎期増配)しており、増配余力も充分と思われるし、今回の統合に伴う株式交換で、一部現金交付処理が行われるが、これは、ほぼプレミア分と端数処理に当てられる分に相当し、全て株式交換による場合よりも、多少なりとも自社株買いと同じ効果があると考えられる。

また、今回のKMIへの統合処理で、KMIの流通株数が大幅に増えることから、いずれ自社株買いの連発も期待できるし、そもそも国内ではKMPを購入できる証券会社がなく、KMRは楽天証券のみが取り扱っていたと記憶しているが、この2つは、例え購入したとしても税制上複雑になることが予想され、KMIより配当は高いが見送らざるを得ない銘柄であったので、KMIがそこはかとなく漂わせていた二流品を買わされているような錯覚も解消できる。

今回の統合処理で、ようやくKMIを購入することにしたが、夏のボーナスは既に手元になく、暴落貯金も使用できる条件に達していないため、暫くは指を加え、冬のボーナスで出動予定となった。

今回の統合処理により、当面の間はKMIにコーポレートアクションが生じる可能性がかなり低下し、EPSの殆どを配当として吐き出すことから、NISA口座と相性が良いと思われるため、NISA口座で購入したいが、今年の購入枠は、全てSeadrill(NYSE:SDRL)で埋まってしまったので、来年のNISA口座で購入することにしたい。

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